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  雑記抜粋 レビュー記事
   
書籍 「ギャラクシーエンジェル画集 ANGELS -KANAN's works-」
区分 : 通常量産品
発売日 : 2005年 8月 10日
定価 : 2,625円(税込)
製品公式サイト ゲーマーズニュース内紹介記事


昨年は何故かコゲどんぼさんの画集しか発売されず、優に2年ぶりとなるかなん女史の画集です。
しかも今までは“かなん女史作品全体”の画集だった物が、今回はG.A.のみになるという豹変ぶりです。
キャラクター総入替えのギャラクシーエンジェル2が発表され、本格的にG.A.もデ・ジ・キャラットと並ぶブロッコリーのメイン商品となってきたということでしょうか。
木谷会長が力を入れ始めたというプラスの要素とメインキャラクター入替えという(既存ファンから見て)マイナスの要素が相まって、実質的な経済的負担の面は今後もあまり変わらなそうですね……。

装丁
厚さは約1cmで、大きさはA4サイズです。
あと、全体的に普通のコミックとかに用いられている物よりも紙質は良い物を使っていそうに思えます。
まぁ、一般的な“画集”と言う同じような感じですよ。
ただ、以前まで(KANAN1&2)はしっかりとしたケースに納められていたので、耐久性は減っていることだけは注意が必要ですね。グッズ管理を厳密に行っている人は別として、普通の購入者なら保存方法にちょっと気を配った方が良いでしょう。破れると悲惨ですし。
イラストは上写真のようにミルフィーの胸が見えていたりとちょっとアレな感じもしますが、気にする程でもないか。

裏面はこんな感じで表にいないエンジェル隊の面子が載っていました。

 ↓拡大

(・∀・)虚ろな目で遠くを見据えているこの表情が何となく気に入りました。
表側に載っていなかったのが残念ですが、未掲載よりはマシですし……まぁ、良しとしましょう。

……っていうか、こういう無表情イラストだとヴァニラさんだけ普段と余り変わらないんですよね(・∀・;)

内容
この画集のための書き下ろしイラストはカバー両面の2枚のみで、後は過去の画集に掲載されていた物や、既にグッズとかテレホンカードなんかで使われた画像のみとなっています。
あと全144ページのうち、最初の方の3ページ目と最後の142〜143ページ目は、かなん女史お得意のモノクロ筆ペンイラストが描かれていました。ミルフィーの年寄り姿とか、制作陣の絵を散りばめながら画集刊行へ向けてのあとがきなんかが書いてありましたね。
最初、画集用のG.A.みちとか描いてあるかなーとか考えたりしていたんですけど、結局ナシでしたな。

そしてこれは結構大事なことだと思うのですが、コミックス版ギャラクシーエンジェル2nd2巻[内]のゲーマーズ限定特典だった“特製カバー”裏に描かれていた4コマ漫画もちゃっかり掲載されちゃっていたりします。
確かブロッコリーのサイトでは“ここでしか読めない〜云々”と書いてあったような気するのですが……。
結局こういうところに再掲してグッズの所有価値をダウンさせてしまうのもブロッコリーらしいと言えばそうなんでしょうけど、わざわざゲーマーズ通販で送料+代引き手数料かけてまで予約購入した身にとっては、何かこう……せつないものを感じてしまっていたたまれないですね……。

それと、今回は今までになかったページとしてイラストへのコメント掲載ページがあります。

過去の2冊はイラストの片隅に“初出”とかが印刷されていたのですが、今回からは巻末にまとめて載せられることになった模様です。
これはこれで見やすくて良いのですが、ページ数が無駄に浪費されてしまって全体のイラスト数が微妙に減ってしまっているんですよね。(´・ω・`)コレ載せる分のページを使えばあと4枚は掲載できたのに……勿体ない。

総評
過去の2冊より¥1,000.程安い分いろいろな面でコストダウンが図られている、ということでしょうか。
パラパラっと眺めていて、正直ちょっとチープさが垣間見える面もありましたよ。
一応ギャラクシーエンジェル2のキャラクター設定ラフ画と完成稿、そしてデザインに当たっての秘話(コメント)も記載されていました。
ただ、カルーアについては情報どころか絵すらもなかったりと、公式サイトに掲載されている以上の作品情報については知ることはできませんし、かなん女史の絵が好きだって人以外は買う必要ないかもしれませんね。
しかも、過去の画集収録画像も結構な分量を占めているのでなおさらですな……。

 
  更新履歴
   
  2012. 08. 18 : 別館へ移設
2007. 08. 25 : ページデザインを一新
2005. 08. 27 : 「内容」部分に詳細な記事を追記
2005. 08. 13 : 初版掲載