201HWの続きです。
前回rootを取ったところまで書きましたが、今回はその後のカスタマイズ辺りを書きたいと思います。
■テザリング
個人的には「スマートフォンに欠かせない機能」の一つがこのテザリング。
スマートフォンをモバイルルータ代わりに他機器をインターネットに接続できます。
ソフトバンクの場合は有料のオプション制となっておりまして。
利用するためには月額525円の支払いと専用アプリのインストール(Androidの場合)が必要となります。
( ・ω・)自分の場合は契約しているSIMにテザリングオプションを付加してありますので……。
本来ならば専用アプリを入れれば良いのですけど、iPhone向けの契約という事でソフトの方で弾かれてしまうらしいです。
※自身で試した訳ではありませんが、調べてみるとそういう情報が見つかりました。
そうなるとテザリングは使えないのか……というとそうでも無く。
実態は「テザリングのメニューが隠れているだけ」というお粗末な端末仕様だったりします。
Playストアにあるテザリングメニューショートカットのアプリを使ってあげると――。
こんな感じでAndroid標準のテザリングメニューへアクセスする事ができます。
特にroot化も必要なく、素のシステム状態でも設定可能です。
ここから設定をしてあげて、「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」のチェックを入れてあげればOK。
何の問題も無く様々な端末からアクセスできるようになります。
ちなみにソフトバンク謹製のテザリングアプリが入っていると競合してしまうようですので。
事前に削除か凍結をしておく事をお勧めします。
■カメラの無音化
日本では盗撮抑制のためにカメラのシャッター音が強制鳴動するようになっています。
海外メーカーであっても、日本のキャリアから出ている端末であるこの201HWも多分に漏れず。
撮影する毎にシャッター音が鳴り響きます。
ただ、これでは別に盗撮する訳でも無く「静かな場所で撮影したい」という目的も阻害されてしまう始末。
何か行動を制限されているようで釈然としませんので、無音化を行いました。
以下の手順で無音化をした事による諸問題については当サイトでは一切関知しません。
実施される方は自己責任の元でお願いします。
(・∀・)……でもこれがまた何重にもガードが掛けられていて苦労しましてね。
試行した順に書いていきますと。
★1 : 最近のXPERIAで有効だった「効果音ファイルの削除」
root化してあるとsystem領域のファイル操作ができます。
XPERIAではsystem/media/audio/ui内にあるカメラ関連の音声ファイルを削除する事で無音化が出来たんですけどね。
残念ながらこの端末では規定の音声ファイルが無いとカメラ自体が起動しないようになっていました。
という事でこの手法は無理、と。
★2 : 効果音ファイルの置換
削除がダメなら無音ファイルで置き換えちゃえ、と。
無音状態のファイルを用意してファイル名を合わせて既存の効果音ファイルと置き換えてみました。
流石にここまでプロテクトは掛けられていないらしく、カメラアプリはちゃんと起動します。
そして肝心の音の方も、シャッター音自体が無音ファイルと置き換わっているので無事に「無音」になりました。
……が、しかし。
(´・ω・`)殆どの音は無音になっているんですが、オートフォーカス確定時のピッという音が消えていないんですよね。
シャッター以外でも音が鳴っちゃったら意味が無いので、もう少し調査してみます。
★3 : apkファイル分解
調べてみると、カメラアプリのapk内に効果音ファイルが組み込まれているんじゃないかという疑惑に辿り着きまして。
インストールアプリを抽出してapk→zipにして解凍してみたところ……発見。
オートフォーカス時の効果音ファイルがファイル内に含まれておりました。
これを無音ファイルに置き換えて再度無圧縮zip化→apkに変更。
端末へ放り込んで動かそうとしたんですけど……。
「インストールできません」的なメッセージが出てしまい、置き換えた物では正常に動いてくれないみたいです。
★4 : deodex化→再構築
抽出したファイルをよく見てみるとapkの他に同名のodexファイルがありました。
odexファイルは簡単に言うと「暗号化されたファイル」らしいです。
本来apkファイル内に格納されるファイルの一部をodexファイルとして暗号化して改変できないようにしています。
apk+odexが揃って初めてアプリとして動くって事ですね。
つまり、apkを改変するとodex側との結び付きが切れてしまうので使えなくなってしまうみたいです。
暗号化されているなら復号すればいいじゃない。
という事で海外サイトも含めてネットサーフする事約数十分。
一応復号できるフリーのツールがあるみたいだったので、それを入手→設定して使いました。
(ここでは敢えて書きません。deodex
free tool とかで検索すれば見つかるかもしれません。)
結果、数回キーボード入力するだけで復号して統合されたapkファイルが生成されました。
あとはこの中身の効果音を無音データに書き換えて……。
端末内の元の場所に戻してらタップ→インストールすると、無事に成功。
(`・ω・´)フォーカス音まで含めて全て無音化する事が出来ました。
特何々をする訳でも無いですが、気分的にスッキリしたので満足です。
■MMS有効化
標準のソフトバンクメールアプリはiPhoneのSIMだと非対応だと弾かれてしまって使えません。
サーバ側での判断材料はユーザーエージェントで、iPhone用とAndroid用でMMSの接続先が違う事が原因です。
iPhone契約だとAndroid用のサーバに繋げられないって事ですね。
対策としては
・ユーザーエージェントを変更できるMMSアプリを使う
・Android標準MMSアプリのユーザーエージェントを変更した改造アプリを使う
の2通り。
前者の「フリーのMMSアプリを使う」のが一番手っ取り早いんですが、どうせなら標準のMMSアプリを活用したいところです。
UIもシンプルですからね。
……という経緯で後者を選んだ訳ですが、世の中先駆者さんが多くいらっしゃるもので。
( ・ω・)既に改造済みのMMS.apkファイルが提供されておりました。
こちらもリンクは張りませんが、MMS.apk iphoneとかで検索すればいくつかヒットすると思います。
端末内のソフトバンクメールアプリを無効化してMMS.apkをインストール。
あとはドロワーから起動すれば普通に利用できるようになっています。
softbank.ne.jpのメールも問題なく送受信できております。
以上、root化以降のカスタマイズでした。
これだけやっておけばとりあえずは「自分の用途では何も問題なく使っていけそう」な感じですね。
今はその時々の気分でSIMを差し替えて使い分けておりますよ。
( ´∀`)AXGPのエリアもそんなに狭く感じる事は無いですしねぇ。
しばらくは2端末間でSIMを入れ替えつつ利用してみて、これからの利用スタイルを確立していきたいと思います。 |